基数変換
2進数・8進数・10進数・16進数をリアルタイムに相互変換します。
基数変換ツールとは?
基数変換ツールは、異なる進数(基数)表現の数値を瞬時に相互変換できるオンラインツールです。2進数、8進数、10進数、16進数の間でシームレスに数値を変換し、プログラミング、コンピュータサイエンス、デジタル電子工学などの分野で欠かせない計算をサポートします。
基数変換ツールの特徴
- リアルタイム変換: 任意の進数に数値を入力すると、他のすべての進数形式に即座に変換されます
- フォーマット機能: 長い数値を読みやすく区切って表示する機能搭載(例:1111 1111 → 1111 1111)
- エラー検出: 各進数で使用できない文字を入力した場合、即時にエラーを表示
- コピー機能: 変換結果をワンクリックでクリップボードにコピー可能
- 大きな数値対応: JavaScript の安全な整数範囲内(9,007,199,254,740,991まで)の数値を処理可能
進数(基数)について
進数(基数)とは、数を表現する際の「桁の重み付け」の仕組みです。私たちが日常使う10進数では各桁が10の累乗を表しますが、コンピュータ関連では他の進数も頻繁に使用されます。
ツールで対応している進数
進数名 | 記数法 | 使用する数字 | 主な使用場面 |
---|---|---|---|
2進数(バイナリ) | 0, 1 | 0-1 | コンピュータの内部表現、ビット演算 |
8進数(オクタル) | 0-7 | 0-7 | UNIXのファイル権限、一部のプログラミング言語 |
10進数(デシマル) | 0-9 | 0-9 | 日常計算、一般的な数値表現 |
16進数(ヘキサデシマル) | 0-9, A-F | 0-9, A-F | メモリアドレス、色コード、バイトデータ表現 |
基数変換ツールの使い方
- 任意の進数に数値を入力: どの入力フィールド(2進数、8進数、10進数、16進数)にも値を入力できます
- 自動変換: 入力すると、他のすべての進数形式に自動的に変換されます
- フォーマット設定: 「数字をフォーマット」スイッチをオン/オフして、数値の表示形式を調整できます
- オンの場合: 2進数は4桁ごと、8進数は3桁ごと、10進数は3桁ごと、16進数は4桁ごとに区切られます
- オフの場合: 区切りなしの連続した数字で表示されます
- 結果のコピー: 各入力フィールドの横にあるコピーボタンをクリックすると、変換結果をクリップボードにコピーできます
活用シーン
プログラミングと開発
- コード内の数値表現変換: プログラム内で使用される異なる進数表現(0x1A, 0b1010など)を相互変換
- ビットマスク操作: 2進数表現を確認しながらビット単位の操作を行う
- メモリアドレスの計算: 16進数で表されるメモリアドレスと10進数値の相互変換
使用上の注意点
- 入力制限: 各進数で使用できる数字が制限されています(例:2進数では0と1のみ)
- 最大値: JavaScript の安全な整数範囲(2^53-1 = 9,007,199,254,740,991)を超える数値は正確に変換できません
- 区切り文字: 入力時にスペースや区切り文字(例:1111 1111)を含めることができますが、変換時には無視されます
基数変換の仕組み
基数変換は、ある基数で表された数値を別の基数に変換するプロセスです。
10進数からN進数への変換例(10→2進数)
10進数の「42」を2進数に変換する場合:
- 42 ÷ 2 = 21 余り 0
- 21 ÷ 2 = 10 余り 1
- 10 ÷ 2 = 5 余り 0
- 5 ÷ 2 = 2 余り 1
- 2 ÷ 2 = 1 余り 0
- 1 ÷ 2 = 0 余り 1
余りを下から読み上げると: 101010(2進数)
このように、数学的な変換過程をツールが瞬時に行ってくれるため、手計算の手間を大幅に省略できます。