URLパーサー

URLを簡単に解析し、構造化されたデータを抽出します。

クエリパラメータ

URLパーサーとは?

URLパーサーは、複雑なURLを簡単かつ素早く解析するためのツールです。クエリパラメータ、プロトコル、ホストなど、様々な要素をシンプルなインターフェースで抽出し、正確な構造化データを提供します。Web開発者、QAエンジニア、マーケティング担当者など、URLの構成要素を詳細に理解する必要がある方々に特に役立ちます。

このツールが解決する課題

  • 複雑なURLの理解: 長くて複雑なURLを各構成要素に分解して把握しやすくします
  • クエリパラメータの解析: URLに含まれる多数のパラメータを整理して表示します
  • デバッグの効率化: Web開発やAPI連携時のURL関連の問題を素早く特定できます

使い方

  1. URLを入力: 分析したいURLをテキストフィールドに入力または貼り付けます
  2. リアルタイム解析: 入力すると同時に、URLが各コンポーネントに分解され表示されます
  3. 結果の確認: 各要素(プロトコル、ホスト、パス、クエリパラメータなど)が整理されて表示されます
  4. クエリパラメータの詳細表示: 複数のクエリパラメータは自動的に分解され、キーと値のペアとして表示されます

URLコンポーネントの詳細解説

URL(Uniform Resource Locator)は、ウェブ上のリソース(ドキュメント、画像、動画など)を指し示すための標準化された形式です。URLの基本的な構文は以下のように構成されています:

scheme://username:password@host:port/path?query#fragment

主要なURLコンポーネント

スキーム (scheme)

通信プロトコルを指定する部分です。

  • 一般的な例: http, https, ftp, mailto, file
  • 役割: ブラウザがリソースにアクセスする方法を定義します
  • 特徴: 常にURLの先頭に位置し、コロン(:)で区切られます

ホスト (host)

リソースが存在するサーバーのドメイン名またはIPアドレスです。

  • : www.example.com, 192.168.1.1
  • 役割: リソースの場所を示すインターネット上の住所として機能します
  • 特徴: サブドメインを含む場合があります(例:blog.example.com

ポート (port)

サーバー上の特定のサービスに接続するためのポート番号です。

  • : 80(HTTP標準), 443(HTTPS標準)
  • 役割: ホスト上の特定のサービスにトラフィックを誘導します
  • 特徴: 省略可能で、省略時はスキームのデフォルトポートが使用されます

パス (path)

サーバー上のリソースの正確な場所を示します。

  • : /products/category/electronics
  • 役割: サーバー上のファイルやリソースの階層構造を表します
  • 特徴: スラッシュ(/)で区切られたセグメントで構成されます

クエリパラメータ (query)

サーバーに追加情報を渡すためのキーと値のペアです。

  • : ?id=123&category=books&sort=price
  • 役割: 検索、フィルタリング、ソートなどのパラメータを指定します
  • 特徴: クエスチョンマーク(?)で始まり、アンパサンド(&)で複数のパラメータを区切ります

認証情報(セキュリティ上の注意点)

URLには認証情報(ユーザー名とパスワード)を含めることも技術的には可能です。

scheme://username:password@host

重要な注意点: セキュリティ上のリスクが高いため、現代のウェブ開発では認証情報をURLに含めることは強く推奨されません。多くのブラウザはこの形式のサポートを廃止または警告を表示します。

使用例

例:Eコマースサイトの商品ページURL

https://www.example-shop.com/products/electronics/smartphones?brand=apple&model=iphone-13&color=blue

このURLをパースすると、以下のコンポーネントに分解されます:

  • スキーム: https
  • ホスト: www.example-shop.com
  • パス: /products/electronics/smartphones
  • クエリパラメータ:
    • brand: apple
    • model: iphone-13
    • color: blue

技術的な背景

URLの構造と仕様はRFC 3986(Uniform Resource Identifier (URI): Generic Syntax)で定義されています。このツールはURL Web APIおよびURLSearchParams APIを使用して、モダンブラウザで提供されている標準的なURL解析機能を活用しています。

これにより、国際化ドメイン名(IDN)や特殊文字を含む複雑なURLも正確に解析することが可能です。ユーザーがより効率的にウェブアドレスの各部分を理解し、使いこなせるよう支援します。