UUID/GUIDジェネレーター

バージョン1、バージョン4のUUID(GUID)を生成します。

構成

生成

出力

読み取り専用

UUID/GUIDジェネレーターとは?

UUID/GUIDジェネレーターは、システム間で一意性を保証する識別子を簡単に生成できる便利なツールです。UUID(Universally Unique Identifier)とGUID(Globally Unique Identifier)は、世界中どこでも衝突する可能性が極めて低い、128ビット長の一意の識別子です。

このツールでは、最も一般的に使用される2つのタイプ(バージョン1と4)のUUID/GUIDを自由にカスタマイズして生成できます。形式や文字ケース、生成数などを簡単に指定でき、開発やテストの効率を向上させます。

UUID/GUIDの主な活用シーン

UUID/GUIDは以下のような場面で特に役立ちます:

  • データベースの主キー: 分散システムでも衝突しない一意のIDとしてテーブルの主キーに使用
  • 分散システムの連携: 複数のシステム間でデータを一意に識別するための共通キー
  • セッション管理: WebアプリケーションでのセッションIDとして使用
  • トランザクション識別: 処理の追跡やログ記録のための固有識別子
  • ファイル名やパスの一意化: 同名ファイルの競合を避けるための識別子

UUID/GUIDジェネレーターの使い方

基本的な使用方法

  1. バージョンを選択: 生成するUUIDのバージョン(1または4)を選択します(デフォルト:バージョン4)
  2. 形式オプションを設定:
    • ハイフンの有無を選択(例:123e4567-e89b-12d3-a456-426614174000 または 123e4567e89b12d3a456426614174000
    • 大文字/小文字を選択(例:123E4567-E89B-12D3-A456-426614174000 または 123e4567-e89b-12d3-a456-426614174000
  3. 生成数を指定: 一度に生成するUUIDの数を1〜100の間で指定します(デフォルト:1)
  4. 生成ボタンをクリック: 「UUID生成」ボタンを押して、指定した設定に基づいてUUID/GUIDを生成します

生成例

バージョン4(ランダム)、ハイフンあり、小文字の場合:

f47ac10b-58cc-4372-a567-0e02b2c3d479

バージョン1(タイムスタンプベース)、ハイフンなし、大文字の場合:

5A99E9E01C8A11E8AEFF362B9E155667

UUIDのバージョンについて

バージョン1 (UUIDv1) - タイムスタンプベース

バージョン1のUUIDは、生成時の時刻情報ノードID(通常はデバイスのMACアドレス)を組み合わせて生成されます。

特徴と用途:

  • 時系列でソート可能(生成時刻が埋め込まれているため)
  • シーケンシャルに近い値を生成するため、データベースインデックスの効率が良い
  • 時間の経過とともに単調増加する値が必要な場合に有用
  • タイムスタンプが含まれるため、生成時刻を後から特定できる

注意点:

  • MACアドレスを含むため、プライバシーに配慮が必要な場合は注意
  • 生成時刻に依存するため、時計の精度や調整によって一意性が影響される可能性がある

バージョン4 (UUIDv4) - ランダム生成

バージョン4のUUIDは、完全にランダムな値から生成されます。暗号論的に安全な乱数生成器(CSPRNG)を使用して、予測不可能な値を生成します。

特徴と用途:

  • 完全にランダムなため、生成パターンから情報が漏れない
  • プライバシーを重視するアプリケーションに適している
  • 分散システムで並列生成しても衝突する確率が極めて低い
  • 最も一般的に使用されるUUIDバージョン

注意点:

  • ランダム性により、データベースのインデックス効率が低下する可能性がある
  • 完全なランダム性のため、生成順序による並べ替えはできない

UUIDv4は基本的な概念が同じであるため、Microsoft環境ではGUID(Globally Unique Identifier)とも呼ばれます。両者は技術的に互換性があります。

識別子生成におけるUUID/GUIDのメリット

  • 衝突確率の極小化: 正しく実装されたUUID生成では、衝突確率が事実上無視できるレベル(約10^-37)
  • 分散システムとの相性: 中央調整なしで複数システムが独立して生成可能
  • 永続性: 一度生成されたUUIDは永続的に一意であり続ける
  • 標準化: ISO/IEC 9834-8:2005およびRFC 4122で標準化されている
  • 多言語対応: ほぼすべてのプログラミング言語で生成・処理をサポート

注意点

  • UUIDの長さ(32文字+ハイフン)は、短い識別子が必要な場合には適さない場合があります
  • バージョン4のUUIDはランダム生成のため、連続して生成しても隣接した値にはなりません
  • 重要なセキュリティ用途(暗号化キーなど)には、専用の暗号用乱数生成器の使用を検討してください